日本石灰窒素工業会

国産石灰窒素の稲、小麦、野菜等への上手な使い方をアドバイス致します。

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コラム|技術情報

野菜の収穫残渣すき込み、20%施肥量削減でも収量増加!!

露地野菜栽培では、収穫残渣の処理が問題になっています。
病害虫を考慮すれば 圃場外に持ち出すことが推奨されていますが、負担が多く煩雑であり、実態として土壌にすき込まれる場合が多いのが現状です。
島根県農業試験場では、すき込まれる残渣に含まれる窒素量が1a当たり0.5~ 1.0kgと見られ、基肥の20~40%に相当することから、キャベツ収穫残渣に、種々の分解促進剤を施用してすき込み、基肥を20%減肥してキャベツを栽培し、残渣すき込みの肥料効果を検討しました。
その結果、石灰窒素を施用した区の収量は、施肥量を減らしたにもかかわらず、残渣のみをすき込んだ区に比べ、20~ 30%と大きく上回りました。 これは石灰窒素の腐熟促進による効果と考えられます。
残渣処理には、石灰窒素の使用をお勧めいたします。

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