日本石灰窒素工業会

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農家の使用体験記|技術情報

稲・麦栽培に石灰窒素を活かす

福岡県糸島市 井田さん

 井田さんが農業を営んでいる福岡県の糸島地区は、約400年前の江戸時代に開かれた干拓地で、今でも都市近郊にありながら農業が盛んな地域です。
 井田さんは、水稲作・麦作を専門に農業一筋で60年ほど取り組んできました。当初10a区画の1.4haの土地から農業を始め、現在は長男が後継者として水稲28ha、麦作33haを耕作し、自宅から10分程度で全圃場へ行けるように集積しています。もともとは、砂地がかった土壌で稲、麦やナタネを栽培していました。
 「動力が牛からトラクタに代わり、経営規模を拡大した頃から良質な堆肥を投入しにくくなり、増収・高品質を得るには“土づくり”が必要と感じていました。当時、農業改良普及員から指導を受け、稲わら、麦わら、ナタネ茎などを石灰窒素とともにすき込み、“土づくり”を行ってきました。石灰窒素は脱窒しにくく、緩やかに窒素が効くことから、増収とともに品質向上に大きく貢献しました」と井田さん。
 石灰窒素を使い始めて50年以上が過ぎ、地域の仲間とともに土壌改良に取り組み、現在も石灰窒素を土づくりや基肥として使用しているとのことです。「稲、麦の収量や品質向上に欠かせない石灰窒素は、いい肥料ですよ!」との自信に満ちた声が印象に残りま
した。
(取材:デンカ㈱ 尾形)

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    農業一筋60年の井田さん

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