日本石灰窒素工業会

国産石灰窒素の稲、小麦、野菜等への上手な使い方をアドバイス致します。

資料請求はこちら

農家の使用体験記|技術情報

石灰窒素を稲わら腐熟に使ってみました!

山形県米沢市 佐藤さん

 私が住んでいる山形県米沢市では、稲わらはそのまま水田に放置され、春にすき込まれるのが普通です。
 本来は、秋耕してわらを土と撹拌し腐熟を促せばよいことはわかっているのですが、稲刈作業の忙しさと収穫が終わった安堵感から、その後の作業は行っておらず、融雪が遅れた場合、春作業に支障が出ることもあり、秋耕は実施されないのが実情です。
 昨年秋、大豆に肥料「黒ひかり」(石灰窒素系複合肥料)を使っている関係で、「石灰窒素」の秋施用と浅耕をメーカーから勧められ、ダメモトのつもりで20aに施用してみました。耕深は約10㎝です。
 今年は、田植え以降、高温で雨が少ない気象だったため、「わき」が多発しました。
 ところが、驚いたことに石灰窒素を施用した水田では「わき」がみられませんでした。長年、稲をつくっていますが、初めての経験です。実際、雪解け時点で隣の水田のわらと比較しても、わらの腐熟の差がはっきりわかりました。
 米沢でも石灰窒素の効果が確認できたので、組織構成員にも周知して、施用を進めていきたいと思っています。
(記:デンカ㈱ 杉田邦明)

  • image

  • image

    石灰窒素を施用した水田では「わき」がみられない

使用体験記一覧に戻る

使用体験記一覧